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2019.04.26 | ノースコンチネント

★ぎょうざ 北大陸 すすきのはづれ★ 新規オープン告知 【NO2】

 

 

 

 

 

 

 

~前回の続き~ 

そもそも

北海道のローカルフード「いももち」は

当然 ジャガイモが原料。

春は遅く・夏は短い・火山灰地な北海道。

冷害に強く・秋の晴天と寒暖で、デンプン質量が

飛躍的に高まる北海道のジャガイモが原料です。

 

歴史も古い!開拓の時代、

今から約150年~約100年前。

まだまだ道内では 米づくりが難しい時代でした。

人々は貴重な内地米(本州を指してナイチ)を

アワ・ムギ・キビなど雑穀、そして

ジャガイモ・かぼちゃで補っていました。

「正月すぎたら米飯はみせない」の言葉通り

正月と病気の時の特別な食だったのです。

 

最も頼れる農作物としてのジャガイモは、

「主食・おやつ」と、開拓当初より

オススメされていた作物。

明治21年 入植希望者に渡す

「北海道十勝国移住案内」には

一、農家にては飯米を買入するる者 

はなはだ稀なり(以下略)

一、馬鈴薯は麦に次ぐ食物なり(以下略)

と、冒頭に出てくるほどです。

 

また、当時の人々にとって

野菜の貯蔵は最も大切な

冬支度でした。野菜を凍らせると

食料にならなくなってしまう。。

冬の厳しい寒さの間、野菜を食べない事で

壊血病など時には死に至る病気にも。。。

家々の台所や裏口の地下に作った

室(ムロ)や、畑を掘り

豆ガラやワラをかぶせて

野菜を埋め込み小出しに食べて 

冬をしのぎました。

保存性の高いジャガイモは

当時のスター食材だった訳です!

 

冬の凍れ(シバレ)を利用して、

ジャガイモを外気にさらす

「寒ざらし」にし、

昼夜の気温差で水分を抜いた物を

旨味のつまった

「寒ざらしいももち」にしたりと、

今では聞いたことも無い()

加工も家々で行われていました。

原始的フリーズドライですね!

 次回続く・・】